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データ収集の方法まとめ。種類から流れまで解説

データ収集の方法まとめ。種類から流れまで解説|Webスクレイピング&WebクローリングサービスShtockData

ビジネスシーンでデータを分析・活用する際には、自社が必要な情報を収集することが欠かせませんが、そのデータ収集方法を最適化しておくことは大きな武器となります。今回は、データ収集対象の種類から流れ、データ収集を効率化するおすすめのWebスクレイピングツールまで、データ収集の方法についてまとめて解説します。

目次

データ収集対象の種類

データ収集の際に対象となるデータの種類はさまざまなものがあります。それぞれの違いを押さえておきましょう。

定量データと定性データ

定量データとは、数値化できるデータを指します。例えば売上高や購入された商品の点数や金額、Webサイトへのアクセス数、顧客満足度などが挙げられます。定量データを活用する際に、統計的な分析が可能です。

定性データとは、数値化できないデータを指します。例えばアンケートの自由回答やインタビューの回答、SNSにおける投稿の内容などが挙げられます。データの背景にある心理や意図などを理解するのに役立ちます。

一次データと二次データ

一次データとは、プライマリーデータとも呼ばれ、直接取得・収集したデータを指します。例えば、顧客に対してアンケートやインタビューを行って得た結果はこの一次データです。また自社の購買データや自社のWebサイトの利用履歴データなども該当します。競合他社が持ちえない独自データであり、必要かつ鮮度の高い重要なデータといえます。

二次データとは、セカンダリーデータとも呼ばれ、他者によって収集された公開データを指します。例えば、政府の人口推計や商業動態統計、労働災害の発生件数などのデータが該当します。他に、企業の調査結果や報告書、ビッグデータ、気象データ、学術・研究論文なども含まれます。

すでに公開されているデータのため、競合他社もアクセスしやすく独自性は損なわれます。一方で、自社では収集できない、信頼性の高い専門的なデータを大量かつ迅速に収集できます。

ゼロパーティデータ

ゼロパーティデータとは、消費者が自ら自社に対してデータ提供の同意のもと、提供してくれるデータです。例えば、消費者アンケート調査で、氏名や生年月日、嗜好性、商品の購入理由などを記述してもらった場合に得られる情報が該当します。
高品質かつ独自性の高い一次データであり、顧客が自ら提供してくれている点に特長があります。

データ収集の方法

データ収集にはさまざまな方法がありますが、その中でも代表的な方法をご紹介します。

Webサイトからの手動ダウンロード

最も容易で、それほどコストをかけず、すぐ実行できるのが、PCのブラウザを開いてWebサイトから直接手動でデータをダウンロードする方法です。Webサイト上で取得できる価格情報やニュースリリースなど、特定の情報に限られます。また手動で行うため、収集できる量も限定的です。

Webスクレイピング

Webスクレイピングとは、Webサイト上の情報を自動的に抽出する技術です。手動で取得するのとは異なり、プログラムが自動的にWebサイトを訪問し、データを収集して必要な情報を抽出してリストアップします。手動での収集と比較し、データ収集のスピードや量、質が大幅に向上します。また省人化につながるため、人的コストの削減にもつながります。

Web API

Web APIは、特定のWebサイト側で提供されている仕組みです。APIとは「Application Programming Interface」の略称で、接続するとアプリケーション間でデータ連携を行えます。例えば、旅行予約サイト上で公開されているWeb APIに接続すれば、施設や空室、キーワードなどの膨大な情報を取得できます。一方、Web APIを公開しているWebサイトは限られている点はデメリットといえるでしょう。

Cookie

Cookieとは、自社のWebサイトから、訪れたユーザーのブラウザを通じて自動的に発行するものです。CookieにはユーザーIDや閲覧履歴、設定情報といったデータが記録されます。再度、ユーザーが自社サイトに訪れた際にブラウザがCookieを自社サイトに送信するため、過去に訪れたことのあるユーザーであることを識別できるようになります。

Cookieを利用すると、ユーザーの行動を追跡できるため、Webサイトの改善やマーケティング施策の実施、サービス改善などに役立てられます。一方、Cookieを収集し、保存された情報を第三者に提供する際には、ユーザー本人の同意を得る必要があるなど、取り扱いには注意が必要です。

データ連携ツール

社内で活用しているアプリケーションやクラウドサービスなどを連携させるツールを利用することで、容易にデータ収集・分析が可能になります。例えば、マーケティングオートメ-ションとWebサイトのアクセス履歴を取得するGoogle Analyticsを連携させることで、アクセス履歴に基づくマーケティング施策の分析が可能になります。外部サービスを利用することで、データ収集の範囲が広がりますが、情報漏洩のリスクがあります。

IoT機器とセンサー

IoT機器では、取り付けられたセンサーが周辺情報を自動収集し、インターネットを通じて送信してデータを収集できます。例えば、自社工場に設置すれば製造ラインの稼働状況や機器や設備の不具合などの確認・管理が可能になります。導入コストや情報セキュリティのリスクが懸念点です。

現地調査

調査したい施設や場所の現地に訪れ、その空間にある人やモノなどを観察して情報収集する方法です。通行人へのインタビュー調査も含まれます。独自の調査であり、貴重な一次データが得られますが、限られた範囲内での情報収集となります。

インタビュー

調査員と参加者が直接もしくはオンラインで対面するほか、電話やメールなどを通じて、インタビューを実施して直接生の声を収集する方法です。定性データを取得しやすく、サービス改善に重要なデータとなり得ます。一方で、回答は個人的なものとなりやすく、バイアスがかかっている前提で収集する必要があります。

データ収集の流れ

データ収集を行う際には、一般的に次の流れで進めます。

1.目的を明確にする
データ収集そのものの目的を明確にします。ここをおろそかにしてしまうと、不要なデータまで集めてしまったり、必要なデータが適切に収集できなかったりする恐れがあります。また、データ収集そのものが目的化してしまうこともあります。

2.収集データを特定する
目的に合わせ、収集するデータを特定します。

3.収集元を吟味・選定する
必要なデータをどこで収集するかを吟味し、選定します。特にインターネット上の情報は正確性や最新データかどうかの点で注意が必要です。

4.データ収集の手段を選定する
先述のデータ収集の手段のうち、最適な方法を選定します。

5.データ収集を実行する
データ収集を実行します。

6.収集したデータの整理・加工・集計を行う
収集したデータはそのままでは分析できないため、形式をそろえたり、集計したりして分析できる形にします。

7.データ分析を行う
目的に応じて、データ分析を行います。

8.データを活用し、定着させる
分析結果に基づき、データを活用します。データを活用する際には、データを可視化し、示唆を得てから行動に移すことが重要です。
そして、一過性のもので終わらせず、データ収集から分析、活用までの一連の流れを社内に定着させる習慣化に力を入れることが重要です。

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データ収集を効率化するWebスクレイピングツール

データ収集を実施する際には、効率的に実施することが重要です。そのためには、収集するデータの「正確性」と「最新性」、そしてデータ収集活動の「習慣化」がポイントになります。これらのポイントを押さえながら、データ収集を効率化するためにおすすめなのが、キーウォーカーが提供するWebスクレイピングツール「ShtockData(シュトックデータ)」です。

ShtockDataとは

ShtockDataとは、Webスクレイピングを自動化できるツールです。通常、Webスクレイピングを実施するにはプログラミングを行う必要があり、専門知識や技術を有するエンジニアなどの人材が必要ですが、ShtockDataでは不要であり、誰もが手軽にWebスクレイピングを実施できます。

ShtockDataがデータ収集におすすめの理由

ShtockDataは、社内で実施するあらゆるデータ収集におすすめです。

・データ収集を自動化できる
ShtockDataは、Webサイトを周期的にクローリング(巡回)し、Webページ上のデータを抽出(スクレイピング)、収集する一連の流れを自動化します。管理画面で収集したい情報のあるWebページと箇所を指定するだけで、容易にデータ収集が可能です。

・わかりやすい画面と操作性
管理画面でデータ収集を行いたいWebページと箇所を設定するだけで、容易にデータ収集が開始できます。直感的にわかりやすい画面なので、操作もスムーズに行えます。

・手軽にデータ収集から整形までできる
プログラミングコードの知識がなくても「テンプレート機能」からデータ収集が可能で、豊富なテンプレートからデータ収集を行いたいサイト(テンプレート)を選ぶだけでデータ収集が可能です。また、AIデータ整形機能も搭載しており、データ整形が難しいページでも、AI(人工知能)がサポートしながら、データ整形を実施できます。非エンジニアであっても、容易に実施できるでしょう。

・リアルタイムに最新情報の把握が可能
ShtockDataは手動での収集と比較し、自動で膨大な量のデータの収集を「1時間毎」「毎日」「毎月1日」などお好みの頻度でスケジュール設定が可能です。鮮度の高い情報をリアルタイムに得られるため、市場やビジネスにおける変化に迅速に対応できます。

・安心の日本人サポート
専任の経験豊富な日本人サポートスタッフが手厚くサポートします。ツールの設定方法や操作方法、エラーなどについてサポートし、「データが取得できない」といった事態を避けることができます。

まとめ

データ収集は、定量・定性データや一次・二次データなど多様なデータを対象に、Webスクレイピングからインタビューまでさまざまな手段で実施することができます。一方で、その都度、最適な収集手段を選定することと、できる限り効率化することが求められます。

その中でも、さまざまなシーンでデータ収集を効率化するWebスクレイピングツールとしてShtockDataの活用をおすすめします。

ShtockDataには、先ほどご紹介したWebスクレイピングの専用ツールをご提供するサービス「ShtockData」の他に、Webスクレイピングを代行し、収集したデータをご提供するサービス「ShtockData Pro」もございます。

ShtockData Proは、大規模で大量のページから収集する情報などを細かくカスタマイズして収集したい方向けにおすすめのサービスです。こちらもぜひご検討ください。

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